ワームを使用する際のリグの中で、ノーシンカーリグとジグヘッドリグ以外はシンカーを使用します。
当然、重りのために使われる訳ですが、シンカーにも数種類あり、リグに応じて使い分けなければいけません。
ここでは、シンカーの種類と素材について紹介します。
シンカーで使われてる素材
シンカーは見た目の通り金属でできていますが、実は主に3種類の金属が存在します。
・鉛
・ブラス(真鍮)
・タングステン
素材については、あまり気にしないという方も多いと思いますが、地球環境にも関わる事ですのでバス釣りする人は、ぜひ知っておいてください。
鉛⇒昔から使われてきた鉛は、一番オーソドックスな素材です。
値段も安く、他の金属と比べて柔らかいので、ラインに傷が付きにくいというメリットがあります。
しかし、良くない点として鉛毒による水質悪化の影響があります。
鉛を使用する方は、環境の為にもなるべくロストしないように注意したいですね。
ブラス(真鍮)⇒非常に硬い素材なので、水中で障害物にコンタクトした際に分かりやすいという特徴があります。
フィールドのサーチとしても適していますが、比重が軽く、同じ重さでも他の素材よりも大きくなるため、需要は少ないようです。
タングステン⇒レアメタルと呼ばれる希少金属で、環境にも優しい素材。
比重が高いので、同じ重さでも小さくできるというのがバス釣りにおいてもメリットです。
以前までは鉛が多く使われていましたが、環境への配慮と比重の関係でタングステンが主流になってきました。
鉛よりも少し値段が高いのが難点ですが・・
シンカーの種類
バス釣りで主に使われるシンカーは5種類です。
・バレットシンカー
・スプリットショット
・ダウンショット用シンカー
・ネイルシンカー
・板オモリ
リグに応じてシンカーを変えていく事になるので、バス釣りに行く際にはすべて携帯しておきたいアイテムです。
バレットシンカーの特徴
直訳すると「砲弾」という意味を持つバレット
主にテキサスリグで使用されます。
形状は、細長いものや太いものなど様々なバレットシンカーが売られていますが、選ぶ基準としては、使用するワームの先端にあっても違和感のないものを選ぶといいでしょう。
ワームに応じて変えれるように、できるだけ数種類もっておくと便利です。
スプリットショットの特徴
スプリットショットは、いわゆる噛み潰しのオモリのことです。
主にスプリットショットリグで使用されますが、ラインを挟むため、柔らかい鉛の素材がよく使われています。
また、ラインへの傷防止のために合わさる部分にゴムが貼られてるのもありますので、いざという時のラインブレイクが心配という方は、ゴム張りを使うといいでしょう。
ダウンショット用シンカーの特徴
ダウンショットリグで、下に付けるシンカーです。
結ぶタイプの物もありますが、最近ではほとんどがラインを挟むタイプのシンカーが主流になっています。
ただし、何回も使用して挟む部分が開いてくると、すっぽ抜けることがありますので、使用時に目視で確認して開いてるようであればペンチで閉め直しましょう。
形状はナス型や丸形、長細いのなど様々ありますが、水の抵抗と根掛かりのしにくさを考慮して選ぶようにして下さい。
ネイルシンカーの特徴
名前の通り釘(ネイル)の形をしたオモリで、ワームに差し込んで使用します。
ネコリグでは必須と言えますが、その他の場合でも必要に応じて使用できます。
ネイルシンカーには、ほとんどの場合かえしが付いてますが、それでも使用し続けてるとすっぽ抜けることがあります。
心配な方は、ワームに刺した後にライターの火で軽く炙ると抜けにくくなります。
板オモリの特徴
バス釣りでは、あまり使用しませんが、ルアーのバランス調整や潜行深度の調整のために使用したりします。
ミノーやビックベイトのジョインテッドクローで深度の調整をしたいなど、こだわりがある方は持っておくと便利です。
画像の商品はシールになってるので、紙をはがして貼るだけです。
この他にもグルグル巻きになっていて必要な分をちぎって使うものもあります。
シンカーの種類まとめ
シンカーの素材については、タングステンが主流になりつつあり、鉛は環境の面からもなるべく控えておくべきなのかもしれません。
しかし、値段が安いこととスプリットショットのようにラインに直接つけるため、柔らかい鉛が重宝されます。
なので使用する際には、なるべくロストしないように心がけるようにしたいですね。
種類に関しては、私の場合は板オモリ以外はすべて携帯しています。
どこに行っても、すぐにリグを変えれるようにした方が効率的ですからね。
できればシンカーの形状も複数持っておくと尚便利です。