近年ワームでの釣りが主流になってきている中で、あまり人気のないタイプがロングワームではないでしょうか。
好きな人は好きと言った感じで、使用する人は少ない印象があります。
ここでは、そんなロングワームがどんな時に効果的か、また難しいと言われるフッキングについても紹介します。
ロングワームとは?
ロングワームは、その名の通り長いワーム。
定義があるのかは分かりませんが、一般的には8インチ前後の長さだと思っていいでしょう。
各メーカーで、だいたいは開発販売されていて、有名なので言うと、「一誠のスパテラ」や「OSPのドライブクローラー」などがあります。
どちらもストレートワームですが、必ずしもストレートワームとは限らずテールの付いたワームでも長ければロングワームになります。
ロングワームに適したリグは?
ワームを使う上で重要なリグについてですが、ロングワームは意外と万能であらゆるリグで使用しても効果があります。
例えば、ノーシンカーやテキサスリグ、ダウンショット、フリーリグなど。
また、ウエイテッドフックを使用した使い方も可能となります。
つまり、狙うポイントやアピールの仕方に合わせて使用できるので、状況に応じた釣りができます。
ただし、ロングワームは、単体でも重量があるのでご自身のタックルバランスを考慮する必要があります。
フックは、オフセットであれば♯5/0ぐらいがベストかと思います。
使用するポイントと使い方
どんな場所で使用するのが効果的かと言われれば、カバー打ちと言えるでしょう。
見た目からも虫をイメージさせるので、カバーに潜んでるバスに効果があります。
バスが居そうな場所にピンポイントで打ち込んでいき、リフト&フォールや着底後のシャクリで誘ってみましょう。
もちろん、フォール中に食ってくることもあるので、ラインの動きには注意が必要です。
また、オープンウォーターなどでもズル引きさせたり、リフト&フォールさせることでボトムにいるバスを狙うことができます。
偏食する時期にも効果的
バスは時期によって偏食することがあります。
その中でも、よくありがちなのは梅雨時期のミミズです。
ミミズと言えば土の中というイメージですが、実は水の中に生息するミミズもいます。
例えばエラミミズやユリミミズ
これらは特別大きいものではありませんが、バスの捕食対象になっている可能性は高いのではないでしょうか。
梅雨時期になるとこういったミミズを偏食する場合があり、そのため、ロングワームが活躍できるのです。
ロングワームはフッキングが難しい
そんなロングワームですが、フッキングが難しく面白いというのも特徴です。
全長が長すぎるためにバスが一口で食べることができず、フックまで口に入れるのに時間がかかります。
なので、通常はアタリを感じたら、まずラインのテンションを無くして違和感を消します。
さらにラインを送り出してバスが動いてもラインが張らないようにしましょう。
そしてタイミングを見計らって一気にラインを張って思いっきりフッキングします。
ただし、フッキングするまでの時間ですが、これは勘になります。
長すぎれば吐き出してしまいますし、そもそもバスのサイズが分からないので一概には言えません。
早めに合わせても乗るときは乗ります。
少し運の要素がありますが、このフッキング時のドキドキ感を味わえるのもロングワームの面白さではないでしょうか。
釣りの幅が広がる
少しマニアックで癖のあるロングワームですが、使いこなせば意外と活躍できるシーンも多いと思います。
メインで使うことが無くても常に持ち歩いていれば便利かもしれません。
使い方も幅広いので、ご自身のタックルやスタイルに合わせることも可能です。
ぜひロングワームを使いこなして釣りの幅を広げていきましょう。