ブラックバスは、繁殖力の高い魚としても有名ですよね。
そして、バサーにとって、この産卵時期(スポーニング)は、見逃せない時期!
バスの行動パターンやスポーニング時の特徴を知る事で何倍も釣りが楽しめます。
スポーニングの時期
繁殖力の高いバスですが、産卵は年に1回の春にだけ行われます。
このころになると水温も上がった影響で活性も高く、スポーニングに備えて積極的に捕食するようになるので、バサーにとっては狙い目の季節。
普段なかなか釣れないデカバスも、この時期には釣りやすくなるため、琵琶湖や有名なダムに遠征に行く方も多いのではないでしょうか。
ただし、スポーニングの前後では、バスの行動も変わってくるので状況によってはシビアになります。
水温と行動パターン
暖かい気温になって水温も上昇し始めると、バスの活性が上がり、スポーニングに向けて積極的に捕食するようになります。
しかし、水温が10℃を越えてくると、本格的なスポーニング体制に入り
オスは、産卵できる場所を探し
メスは、その付近で産気づくのを待っている状態に
※メスが待機している場所をセカンダリースポットと言う
そのため、この時は一旦捕食行動が落ち着いてしまいます。
ただし、この時でも外敵を排除する目的でルアーに食いついてくることがあり、セカンダリースポットを狙えばぷっくりと太ったメスのバスを釣る事ができます。
そして、産卵を終えたメスは、その場から離れて体力回復のためにジッとしています。
オスは、その場に残って卵を守り、孵化した後も稚魚がある程度大きくなるまでその場に居続けます。
春で釣れるタイミング
一般的に春はバス釣りシーズンにあたりますが、スポーニングの関係で釣りにくい状況になるので、水温は意識したいところです。
水温が上昇し始めて、スポーニングが始まる10℃までは釣れやすくなりますが、産卵後1ヶ月ほどは難しい状況が続きます。
しかし、産卵後1ヶ月くらいから体力回復のために再び捕食を開始するので、このころから梅雨明けごろまでは釣りやすくなるといった感じです。
地方や池によって水温は若干違うので、正確な時期を特定するのは難しいですが、細目に水温チェックをすることでおおよその目安は掴むことができるでしょう。
産卵する場所
産卵に適した場所と言うものがあり、オスもメスもその付近に集まってくるようになります。
一般的には、底が砂利などの硬い場所で、水通しのいい比較的浅いポイント(水深2~3mほど)
先ほども言ったように、この時はどちらも進んで餌を食べませんが、テリトリーに入ってきたものを攻撃する形で捕食する場合があります。
アピール力の高いルアーをしつこく泳がせることで、怒ったバスが食いついてくるので、絶対に釣れないという訳ではありません。