あらゆるフィールドでも使い勝手のいいスピナーベイトを重宝している方は多いと思います。
そんなスピナーベイトは、重さを使い分けることで、さらに釣果アップに繋がる可能性があります。
今まで重さまでは気にしてなかった人も、見直してみてはいかがでしょうか。
スピナーベイトの重さとは?

スピナーベイトは、メーカーや商品によって重さは様々ですが、他のルアーと比べても重量があります。
その重さに加えて、泳がせたときの抵抗もブレードによっては強くなるので、スピニングタックルでは不向きとなり、ベイトタックルで使用するのが一般的です。
※スピニング用の小型タイプもある
そんなスピナーベイトの重さについてですが、実は表記されてる重量は、全体の重さではないという事をご存知でしょうか。
標記されている数字は、ヘッド、フック、スカート部分の重さであり、ブレードは含まれていません。
つまり、3/8ozのスピナーベイトは約10gではなく、ブレードを加えると15~20g程になります。
ですので、スピナーベイトを購入する際は、ブレードの重さをある程度考えて購入しないと、普段使っているタックルでは使いづらいといった弊害も起こりえます。
使い慣れてる方なら感覚で分かるかもしれませんが、あまり使ったことが無い人や新商品を買われる際には注意が必要です。
⇒スピナーベイトはブレードの色と種類が大事!使い分けで釣果が変わる?
人気の重さ
どのメーカーもスピナーベイトだけで数種類の商品を展開しており、正直どれがいいのかというのは非常に悩んでしまいます。
細かく言うと、商品によって特徴があるためにフィールドによって使い分けるのがベストですが、実際には難しい所です。
しかし、重さに関しては人気が偏っています。
プロや上級者の方が使用しているものを見ていても、だいたい使われてるのが「3/8oz(10.6g)」と「1/2oz(14.2g)」
※ブレードを加味するともっと重い
このぐらいの重さだと飛距離も十分に出て、あらゆるレンジ(層)で泳がせれるので、使い勝手がよくなります。
スピナーベイトを初めて買うという人は、まずこの重量を用意してみるといいと思います。
重さの使い分け

ここからは、重さが違うとどんな影響があるのかについて紹介します。
先ほど紹介した「3/8oz」や「1/2oz」は、重すぎず軽すぎずといった位置づけになるので、あらゆるレンジにも対応できます。
しかし、巻くスピードと狙いたいレンジによって重さを使い分けた方が、より効果的な釣りが可能となります。
表層付近をゆっくり巻く
当然、重いものは早く沈み軽いものはゆっくりと沈みます。
なので、表層付近をゆっくり巻いてきたい時には比較的軽いスピナーベイトを使用した方が狙いやすくなります。
ガーグリングやバジングといったテクニックを使用したい際にもやりやすくなるので、使い分けれるようにしておくと良いかもしれません。
⇒スピナーベイトの効果的な使い方と巻き方!ワームは付けるべき?
推奨:1/4oz
ボトムを速く巻く
先ほどと逆になり、ボトム付近を速いリトリーブで誘いたい時は、重いものを使用した方が効果的となります。
足場と湖底の高さの関係にも寄りますが、軽いものを速く巻いてしまうと上昇してしまいます。
速く巻いた時の引っ張り上がる力と重さで沈む力がある程度均一だと、一定のレンジでの速巻きが可能になります。
推奨:3/8oz
高い位置からの釣り
先ほどと同じ要領になりますが、水面から高い位置での釣りをする場合にも重いスピナーベイトを使用した方が一定のレンジを保って泳がせることができるので有利になります。
ゆっくりでも構わなければ、巻くスピードを遅くすればいいだけの話ですが、割と速く一定のレンジで誘いたい時には重さを変えてみましょう。
推奨:3/4oz

イラストはちょっと分かりにくいかもしれませんが、なんとなく理解してもらえたらと思います。
スピナーベイトの使い分けについてまとめ
スピナーベイトの重さを決める際に大事なのは「リトリーブ速度」と「レンジ」です。
「自分の狙いたいレンジ」を状況に合った「効果的な速度」で泳がせるために「重さ」を決めるのがベストとなります。
基本的には人気のある「3/8oz」や「1/2oz」でオールマイティに対応できますが、違う重さのスピナーベイトを1つ2つ持っておくのもいいかもしれません。
あとは、ご自身が愛用されてるタックルとの相性とブレードの重さを考えるようにして下さい。