巻物系ルアーの中でも使い勝手がいいクランクベイト
種類に応じて様々な推進を探ることができ、あらゆる状況でも活躍できるので人気の高いルアーです。
そんなクランクベイトの種類別特徴と効果的な使い方を紹介します。
リップの大きさで使い分け

一見、小魚のような形状をしたクランクベイトですが、その1番の特徴はリップにあります。
魚の口の部分がビローンと突き出ていて不思議な形。
しかし、このリップがクランクベイトを巻いた時に水の抵抗を受けるので、巻けば巻くほど潜っていく構造になっています。
基本的には、着水時は浮いていて、巻くと潜水していく、巻くのを止めれば再び浮いてきます。
このリップが長いほど深くまで潜っていき、中には水深5mほど潜水するものもあるので、ボトム付近を巻いてくることも可能になります。
クランクベイトの3種類
クランクベイトのボディは、ずんぐりの物が多いですが、フラットサイドという側面が平たんになっているタイプもあります。
ただし、同じ形のボディでも、リップの大きさで潜行深度は変わり、それによって種類分けがされています。
シャローライナー(SR)
ミディアムランナー(MR)
ディープランナー(DR)
主な種類としては、この3つに分けられます。
シャローライナーは、シャロークランクとも呼ばれますが、およそ1m前後を潜行
ミディアムランナーは、1~2mを潜行
ディープランナーは、一般的にはディープクランクと呼ばれ、最大で水深5mほど潜るものがあります。
※上記は目安です。
この3種類は、潜る水深の違いで分けられていますが、商品によって違いがありますので、購入する際にパッケージに記載されてる深度を見るようにしましょう。
ちなみに、この3種類の他にミッドダイバー(MD)と呼ばれる、中層をゆっくり泳がせるのに適したタイプもあります。
こんな使い方が効果的
クランクベイトは、狙いたいレンジ(層)に応じて種類を変えながら攻めていくことが大事になります。
基本的にただ巻きするだけでもアピール力があるので、ロッドアクションをしなくても釣ることが可能ですが、なかなか反応がない時には少し工夫すると効果的にバスにアピールすることができます。
ボトムノック
リップの長さ種類を変えればシャローからボトムまで、狙いたいレンジを泳がせることができるクランクベイトですが、水深よりも深く潜るタイプを使えば、ボトムを取りながら泳がせることができます。
リップが地面にコツコツと当たりながら前進してくるので、ボトム付近にいるバスにアピールすることができます。
特にディープクランクは3m以上潜るので、あらゆる水深の池でも早い段階でボトムに到着し探ることが可能です。
ディープクランクは、リップが長いので石がたくさん落ちているフィールドでも、リップが先に当たってくれるので根掛かりもしにくい。
ただし、底に枯れ葉や藻が多い場所では、絡まってうまく泳いでくれなくなったり、最悪根掛かりの可能性もありますので、気を付けてください。
ストップ&ゴー

巻くことで種類に応じたレンジまで到達し、その層を泳がせることができますが、途中で巻くのを止めるとぷかーっと浮いてきます。
このように巻いては止めを繰り返す「ストップ&ゴー」をすることで、弱った魚を演出してバスに狙わせやすくできます。
止めた時にバスに対して食わせるタイミングを作ってあげるという意味でも効果的。
活性が低くて速い動きに着いていけないバスも狙うことができるかもしれません。
スタンプ(バンプ・ザ・スタンプ)

わざとストラクチャー(障害物)に当ててヒラ打ちさせる方法をスタンプといいます。
主には、スピナーベイトなどの根掛かりしにくいルアーを杭や流木に当てて使う方法となり、クランクベイトでは根掛かりしてしまうので、あまり適していません。
しかし、先ほど紹介したボトムノックをしている際に大きな岩があるポイントでは、リップが当たった拍子にヒラ打ちになり、バスに食わせるタイミングを作ることができます。
ボトムの状況を把握しているフィールドで、わざとスタンプを狙ってディープクランクを使うのも効果的となります。
ただし、リップの傷と根掛かりには注意してください。
⇒スピナーベイトの重さを使い分け!場所によっての変更も大事?
クランクベイトまとめ
このようにクランクベイトはリップの長さ大きさで使い分けるのが一般的ですが、その他にもリップの形状も四角いものだったり丸みを帯びたものでは動きやアピールに影響します。
また、音で誘うためのラトルが有るものと無いものなどで、使い分けることで状況に応じた釣りが可能になります。
人気なルアーだけに、各メーカー非常にたくさんの商品を出しているので、いろいろ試してみると楽しく釣りができるかもしれません。